【第132期】イールドカーブ分析コース
★カリキュラムを改訂しました。(第2回~第4回、第6回~第10回)
【全コース、全日程オンライン受講】
第132期の各コースは、全日程オンライン受講となります。
途中参加も可能です。2023年12月31日までお申し込みできます。
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セミナーの特徴
- イールドカーブの構築・分析手法、リスク管理の方法等、イールドカーブ分析をめぐる広いテーマと、債券投資手法について学ぶことができるコースです。最近の運用の実際に合わせ、カリキュラムの様々な箇所を改良しました。
- イールドカーブの構築、リスク分析・管理手法の講義においては実際のデータを使い、金利補間手法など、実際に実務で必要な手法を詳細に解説しますので、非常に実践的かつ具体的に学ぶことができます。
- 第1回~第8回の講義では、毎回Excelを利用した実習を取り入れ、より実務的な観点からの理解を深める工夫を行っています。もちろん使用するExcelファイルはすべて持ち帰りでき、復習等に利用できます。
- 第9回、第10回の講義では、それまでの講義内容をベースとして、実際の債券トレーディング戦略について実務の最先端で業務に携わる講師が説明いたします。長年の経験に裏打ちされた実務的知見を学ぶことができます。
受講対象者
- 債券投資、デリバティブ、ALM、リスク管理等の業務に携わる方で、イールドカーブ分析の知識を必要とする方
- 財務、経営企画等の業務に携わる方で、金利に関する深い知識を身につけたい方
- これから想定される経済状況に対応した債券トレーディング戦略を身に着けたい方
実施スケジュール
日 程/担当講師 |
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定 員 | 25名 |
備考 |
高橋講師の授業(第1回~第8回)は、弊社教室で行ないません。 受講はe-Learningのみです。 第1回~第10回の日程は、講義の収録日です。 都合により日程が変更になる可能性があります。予めご了承ください。 |
講師
高橋 豊治 中央大学商学部教授
徳勝 礼子 BNPパリバ証券株式会社 チーフ金利ストラテジスト、APAC
カリキュラム
第1回 金利・債券についての知識とイールドカーブ分析の基礎数理
1.キャッシュ・フローの時間価値
2.債券の内部収益率(IRR)、最終利回り(YTM)の概念と計算方法
3.価格-利回り曲線(Price-yield Curve)
4. 各種金利の表示方法の違いと相互変換方法
Excel演習:時間価値と各種金利(デイカウント、複利計算、スポット・レート、フォワード・レート、パー・レート他)
第2回 イールドカーブ構築手法(1)
1.イールドカーブの基礎
- 金利の期間構造(タームストラクチャー)とは
- 金利に期間構造がある場合の債券価格
2.債券市場でのイールドカーブ構築手法の基礎
- Bootstrapping(逐次代入方式)によるディスカウント・ファクターの推計とイールドカーブ構築方法
- スポット・レート、フォワード・レート、パー・レートの概念と計算方法
Excel演習:イールドカーブ構築(スポット・レート、フォワード・レート、パー・レートの推計)
第3回 イールドカーブ構築手法(2)
金利スワップ市場でのイールドカーブ構築手法
1.金利スワップ取引の特徴
2.各種インターポレーション
- Linear Interpolation
- Log-linear Interpolation
- Spline Interpolation
3.スワップ市場で成立しているディスカウント・ファクターの推計方法
- スワップ金利を補間する手法
- より進んだ手法
Excel演習:金利スワップ市場でのディスカウント・ファクター推計とイールドカーブ(swapカーブ)構築
第4回 イールドカーブ構築手法(3)
国債(JGB)流通市場でのイールドカーブ構築手法
1.JGBマーケットの特徴
2.銘柄のスクリーニングと boot-strapping による推計方法
3.回帰分析によるディスカウント・ファクターの推計方法
4.ディスカウント・ファンクション(discount function)を特定する推計方法
Excel演習:国債流通市場でのディスカウント・ファクターの推計とイールドカーブ(JGBカーブ)構築
第5回 シングル・ファクターによる感応度指標
金利変化に伴う債券ポートフォリオ価値変化の分析
1.パフォーマンス・プロフィールと債券投資のリスク
2.1bp value
3.各種デュレーション概念
4.金利感応度とコンベクシティ
5.デュレーション、コンベクシティの利用法(バーベル型ポートフォリオとその限界)
Excel演習:シングル・ファクターによる感応度(1bp Value、各種デュレーション、コンベクシティ他)
第6回 マルチ・ファクターによる感応度指標
イールドカーブ変動要因とヘッジ
1.スポット・レートを使った金利感応度の表示
2.デュレーション・ヘッジ技法とその限界
3.バリュー・アット・リスクにおけるアプローチ(Variance Covariance Matrix)
4.主成分分析(principal component analysis)の利用
Excel演習:マルチ・ファクターによる金利感応度測定と利用例
Excel演習:イールドカーブ変動要因の計測とヘッジへの活用
第7回 イールドカーブのキャッシュフロー評価への活用
1.各種キャッシュ・フロー評価
2.アセット・スワップ・スプレッドの計測と公社債投資への活用
Excel演習:各種金利スワップのプライシング
Excel演習:アセット・スワップ・スプレッドの計測方法
第8回 イールドカーブに関するまとめと応用(実データに基づいた問題演習)
1.国債流通市場でのイールドカーブ構築
- Bootstrap
- Long-short によるディスカウント・ファクター推計方法
2.金利スワップ市場でのイールドカーブ構築
3.各種手法の比較と利用上の注意
4.イールドカーブの動きを測定する
Excel演習:イールドカーブ構築と活用 ほか
第9回 イールドカーブ分析に基づく債券トレーディング(1)
第10回 イールドカーブ分析に基づく債券トレーディング(2)
1.イールドカーブ・トレードの基本
- キーワードの確認
- 国債とスワップの比較、レポ・ファンディング、スワップ・ベイシス、
Libor改革以降のスワップ市場
- トレードの基本型(カーブ、バタフライ、スプレッド)、リスク量、
キャリーとロールダウン
2.イールドカーブ・ダイナミクスの基本
- 短期フォワード金利で考える
- カーブ構成の3要素、伝統的なダイナミクスとしてのブル・スティープとベア・フラット
- 金融政策の政策を取引する典型的なカーブ・トレード
- 基本ダイナミクスにおよそ戻った2022年の欧米引き締めにおけるカーブ
3.イールドカーブ・ダイナミクスの基本とは異なる動き
- 反動としてのブル・フラット&ベア・スティープ
- マイナス金利導入前後、2019年の米利下げ頃からのダイナミックス
(ブル・スティープが困難で、フラット化に傾きやすくなる傾向)
- コロナ禍での大規模金融緩和
4.2022年以降の欧米引き締め局面におけるカーブの諸問題と注目された話題
- 流動性が潤沢な状態での利上げ問題
- 英国LDIショック
- 米国債務上限問題(解決前、解決後)など
5.日銀政策正常化への模索(?)過程の復習
- 2022年以降のJGB市場における諸問題
6.クロス・カレンシー(Xccy)・ベイシス・スワップ市場、金利よりも金利差の世界
- ベイシス市場の仕組み(ドル調達需要)、レポ市場とのアナロジー
- 変動要因と過去の大きな流れの経緯、コロナ前後の動き
- ドル供給・調達がかかわる具体的取引(アセット・スワップ)
7.バランスシート回りについての諸々
- 預金、財政と中銀・民間銀行のバランスシート
- 中銀の国債買入オペ(量的緩和)をバランスシートから見る
- 預金増のメカニズム(貸出経由、QE経由)
- デリバティブ取引、レポ取引に伴うバランスシート
- B/S規制(リスク量規制との比較)スワップ・スプレッドへの影響
第11回 イールドカーブ分析コース シグマ1級検定試験
※カリキュラム内容は一部変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
受講料
385,000円(税込)
【割引料金のご案内】
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・入学金、受講料とも、各種特典をご用意しています。
詳しくは こちらのページ をご覧ください。
お申し込み方法
WEB申込
下記申込みフォームに必要事項を入力し、送信してください。
(お申し込みボタンを押すと、新しいウィンドウまたはタブが開きます。)
送信されますと、弊社より確認メールが届きます。
2023年12月31日(日)まで、お申込みできます。
お申込みに関する注意事項
- 定員になり次第、受け付けを終了いたします。
- 一定の人数に達しない場合は、中止になる可能性があります。開講日の1週間前に中止の旨をご連絡しますので、ご了承ください。中止の場合、お支払方法「クレジットカード」でお申し込みの方には、受講料を返金いたします。
- 実施日の1週間前までに、一定数以上の参加が見込まれることが開講決定の目安となります。
- 法人のお客様の場合、お客様内部での承認や派遣者(受講者)の調整が必要等の理由で、開講日1週間前までに正式なお申込が出来ない場合には、事前にその旨をご連絡いただければ予約者としてお席を確保させていただきます。
- お支払方法「銀行振込」でお申し込みの方には、開催確定後、入学金および受講料の請求書をお送り致しますので、開講日前日までにお支払いください。