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演習型セミナー

マルチ・イールドカーブ構築の技術

~ 通貨ベーシス・担保・FVA等への対応 ~

【開催日・全3回】 2016年12月 6日(火)~ 20日(火) 13:30~16:30
【受講料】 94,500 円(税込)

セミナーの特徴

櫻井 豊 講師による、デリバティブ評価のためのマルチ・イールドカーブ構築と、FVA、CVA等の具体的な計算方法についての演習型セミナーです。

櫻井講師は、かつてロンドンで通貨スワップや金利オプション等のマーケット・メイカーとして活躍されたご経歴をお持ちで、理論的にも近著「数理ファイナンスの歴史」でファイナンス理論全般についての深い洞察を著されるなど、実務・理論両面でデリバティブに深く通暁されています。特に先般6月に弊社で開催した通貨ベーシスへの実務対応についてのセミナーでは、非常に分かりやすく整理された実務的なエクセルシートを基に通貨ベーシスへの対応方法についてご講義され、大変好評を博しました。

今回のセミナーではさらに内容を拡充し、より網羅的に近年デリバティブ分野で問題となっているテーマについての具体的な対応方法を教えていただきます。

デリバティブの評価やリスク管理等に携わる方にとって、実務的に極めて有用な知見が得られるセミナーです。

皆様のご参加を心よりお待ちしています。

  • リーマン・ショック後の複雑化したデリバティブ評価に対応するための、マルチ・イールドカーブ構築技法、各種の評価額調整の具体的手法について、本質を分かりやすく説明した上で、エクセル・シートを使ってひとつひとつステップを踏みながら実習していただきます。イールドカーブ構築技法については、過去の手法から順を追って学んでいただきますので、現状の手法についても、その意味や必然性についてより実感を持った上で修得していただけるもの思います。
  • 通貨ベーシスへの対応、担保によるプライシングへの影響とOISディスカウントの具板的手法、テナー・ベーシスへの対応等、近年のイールドカーブをめぐる上での重要なポイントを網羅的に扱います。特に最近話題になることが多い通貨ベーシスの問題については、歴史的な経緯や外資系と日系のファンディング・コストの違いなど、実務的な視点で深い解説を加えた上で、担保通貨の影響やテナー処理の問題なども含め、具体的な対応方法を詳しく説明致します。為替フォワードとの関連についても解説します。
  • セミナー後半では、金融危機後に登場し、問題となっているCVA、DVA、FVAといった諸概念について、その意味と計算方法について分かりやすく解説します。また金利モデル(ハル・ホワイト・モデル等)を実装したエクセル演習で、FVA算出の具体的な手法について基本的なイメージを掴んでいただき、併せて担保通貨の変化によるプライシング調整の計算方法なども紹介します。

受講対象者

  • デリバティブの評価やリスク管理業務に携わる方で、リーマンショック後のマルチ・イールドカーブ構築手法について、具体的な計算方法を学びたい方。
  • 通貨ベーシスへの対応について、理論・実務両面で深い知見を得たい方。
  • FVA、CVA等の各種評価調整概念の本質的な内容と、具体的な計算手法を学びたい方。
  • その他、近年デリバティブの評価世界で問題になっているテーマについて網羅的かつ実践的な知識を得たい方。

実施スケジュール

日 程 ※全3回
  1. 12016年12月 6日(火)
  2. 22016年12月13日(火)
  3. 32016年12月20日(火)
時 間 13時30分 ~ 16時30分
定 員 25名
(先着順。定員を超えた場合、お申込順で締め切らせて頂きます)
会 場 シグマベイスキャピタル株式会社 教室
東京都中央区日本橋茅場町2-9-8 茅場町第2平和ビル 3階
アクセス 東京メトロ 東西線・日比谷線「茅場町」駅下車 2番出口より徒歩1分
東京メトロ 日比谷線「八丁堀」駅 徒歩4分
東京メトロ 銀座線・東西線、都営地下鉄 浅草線「日本橋」駅 徒歩8分
詳しい地図はこちら(新しいウィンドウが開きます)

講師

櫻井 豊

リサーチアンドプライシングテクノロジー株式会社 取締役

早稲田大学理工学部数学科を卒業後、1986年に東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。2000年にソニーに移り、ソニー銀行執行役員市場運用部長などを経て2010年より現職。入行以来ほぼ一貫して金融市場におけるさまざまな商品を用いたトレーディング、資産運用、商品開発業務に従事した。1993年から2000年にかけてはロンドンでロンドンで円金利オプションやベーシス・スワップの主要なマーケット・メーカーの一人であった。

市場性金融商品とファナンス理論に関しての広範な見識と実務経験を有し、現在は、各方面にコンサルティングを行っている。日本アクチュアリー会準会員。

2016年4月には長年の経験と洞察を『数理ファインナンスの歴史』(金融財政事情研究)として上梓した。他の著書に『人工知能が金融を支配する日』(東洋経済新報社)など。

カリキュラム

第1回

1. 金融危機前のイールドカーブ構築(理論編)
 ・商品の定義と市場慣行(金利、通貨、テナーの各スワップ)
 ・イールドカーブ構築の基本
 ・各種の通貨ベーシス・スワップ評価方法
 ・外銀と邦銀のファンディング・コストの違い
 ・為替スワップ取引との関係
2. 金融危機前のイールドカーブ構築(エクセル実習)
 ・金利スワップのカーブ作成
 ・通貨ベーシス・スワップの簡便な評価方法
 ・通貨ベーシス用のディスカウント・ファクターを作る方法
 ・ディスカウント・カーブにあわせたフォワード・レートを作る方法
 ・為替フォワードとの関係

第2回

3. 担保と金融危機後のイールドカーブ構築(理論編)
 ・パリバ・ショックと LIBOR-OIS スプレッド
 ・OISディスカウントと担保の差し入れ築
 ・担保通貨、テナー・ベーシスを考慮したイールドカーブ構築
4. 担保と金融危機後のイールドカーブ構築(エクセル実習)
 ・OISディスカウントの金利スワップ評価
 ・テナー・スワップの評価
 ・ドル担保の通貨ベーシス・スワップの評価
 ・為替フォワードとの関係
 ・各スプレッドからの簡便計算との比較

第3回

5. CVA、DVA、FVA の意味と計算方法の概要(理論編)
 ・リーマン・ショックと CVA、DVA、FVA
 ・CVA、DVA、FVA の算出方法概要
 ・FVA算出の具体的モデル(ハル・ホワイト、LGMモデルの概要)
6. FVAの計算と担保通貨の変化によるプライシング調整(エクセル実習)
 ・FVA算出のための金利モデル(ハル・ホワイト・モデルなど)による
  モンテカルロ・シミュレーション
 ・FVAの算出計算
 ・通貨ベーシス・スワップの担保通貨を円担保にした場合のプライシング調整

※カリキュラム内容は一部変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

受講料

94,500 円(税込)

【割引料金のご案内】

  • ・弊社の専門科コースを終了された方は、上記価格の1割引にあたる「85,050円(税込)」で受講できます。該当する方は、お申し込みフォームの備考欄に、受講された専門科コース名をご記入ください。
  • ・法人より2名以上同時派遣される場合、1名あたりの受講料は1割引の料金とさせて頂きます。
  • ・お支払い方法「クレジットカード」でお申し込みの方には、割引条件を満たすことを弊社が確認した後、差額分を返金いたします。

お申し込み方法

WEB申込

下記申込みフォームに必要事項を入力し、送信してください。
(お申し込みボタンを押すと、新しいウィンドウまたはタブが開きます。)
送信されますと、弊社より確認メールが届きます。

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マルチ・イールドカーブ構築の技術 
お申込み

お申込みに関する注意事項

  • 定員になり次第、受け付けを終了いたします。
  • お申込み状況により、延期または中止になる可能性があります。
    開講前に中止の旨をご連絡しますので、ご了承ください。
    受講料をお支払い済みの方には、受講料を返金いたします。
  • セミナーの開催確定後、その旨のご連絡と併せ「受講証」「請求書(希望された方)」をメールにてお送りします。
  • お支払方法「銀行振込」でお申し込みの方には、開催確定後、受講料の請求書をお送り致しますので、所定の金額を全納してください。
    ※原則、実施日までにお振込をお願い致します。ただし、法人でお支払いの場合は、御社の「締め・支払い」規程に基づき、受講料をお振込頂ければ構いません。

お申込みに関するお問合せ

 電話番号:03-3665-8191