リスク管理・ワークショップ by 安岡孝司
Hull-White modelとクレジットエキスポージャ評価の最前線
~ 金利モデル基礎から実測度PFE計算までを学ぶ ~
【開催日】 2017年 8月 3日(木) 13:00~16:00
【受講料】 48,600 円(税込)
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ワークショップの特徴
カウンターパーティクレジットリスク評価の実務は、主に価格の調整(CVA)とリスク評価(クレジットエキスポージャ)での対応が必要です。このうちCVAは実務レベルでの対応が進んでいますが、リスク評価は実測度で計算しなければならない点で不十分な状況といえます。
本ワークショップではポテンシャル・フューチャー・エクスポージャー(PFE)などのクレジットエキスポージャを実測度下のハルホワイト(HW)モデルで評価する手法について説明します。HWモデルの基礎からPFE計算の最新の研究成果までを、ディスカッションや数値計算体験を交えながら分かりやすく説明します。
初学者でも、クレジットエキスポージャ評価の最前線までを図解中心に平易に学べ、それをリスク管理の実務にどのように活用していくかを習得することができます。
実施スケジュール
日 程 | 2017年 8月 3日(木) |
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時 間 | 13時00分 ~ 16時00分 |
定 員 |
25名 (先着順。定員を超えた場合、お申込順で締め切らせて頂きます) |
会 場 |
シグマベイスキャピタル株式会社 教室 東京都中央区日本橋茅場町2-9-8 茅場町第2平和ビル 3階 |
アクセス |
東京メトロ 東西線・日比谷線「茅場町」駅下車 2番出口より徒歩1分 東京メトロ 日比谷線「八丁堀」駅 徒歩4分 東京メトロ 銀座線・東西線、都営地下鉄 浅草線「日本橋」駅 徒歩8分 詳しい地図はこちら(新しいウィンドウが開きます) |
講師
安岡 孝司
芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科 教授
大阪大学理学部数学科卒、神戸大学大学院理学研究科修了、九州大学大学院理学研究科中退。博士(数理学、九州大学)。
みずほ情報総研株式会社(旧富士総合研究所)金融技術開発部部長を経て2009年4月より現職。
主な著書
- ・Interest Rate Modeling for Risk Management: Market Price of Interest Rate Risk
(Bentham Science Publ., 2015) - ・『債券投資のリスクとデリバティブ』(大学教育出版、2012)
- ・『市場リスクとデリバティブ』(朝倉書店、2005)
- ・Quantitative Analysis in Financial Markets Vol.3(共著、World Scientific、2002)
世界最高ランクの金融経済学ジャーナルの Journal of Economic Literature(JEL)に、安岡氏の近著 "Interest Rate Modeling for Risk Management (2015)" の書評が掲載されましたので、ご紹介します。
<書評(和訳)>
本書はリスク管理のための金利モデル論を扱っている。つまり、金利モデルは現実測度下で記述され、金利シナリオの生成に使われる。
本書の前半は金利モデルの基礎をまとめている。後半はリアルワールドモデルの理論、リスクの市場価格の推定法、リスクの市場価格の性質、リアルワールドシ
ミュレーションの数値上の特徴を紹介している。
本書は、金利リスク、確率解析の基礎、無裁定価格理論、HJMモデル、LMM、ガウシアンHJMモデルでのリアルワールドモデル、リアルワールドモデルに関する注意、HWモデルでのリアルワールドモデル、LMMでのリアルワールドモデル、数値計算例を論じている。
カリキュラム
-
クレジットエキスポージャの概念
・EE,PFEなど基礎概念の説明 -
金利モデルの基礎
・HJMモデルとHWモデルの概要
・HJMモデルの特殊ケースとしてのHWモデル
・HWモデルをPFEに使うときのカリブレーションの考え方 -
リスク中立測度と実測度
・リスク中立価格評価法と実測度下での価格評価法、リスクの市場価格について
・実測度の構築法:フォワード・ルッキング・アプローチとバックワード・ルッキング・アプローチの考え方と比較 -
実測度下でのHWモデル
・実測度下のHJMモデルの構築法(バックワード・ルッキング・アプローチ)
・HWモデルへの応用 -
リアルワールド(RW)シミュレーションの定性的な性質
・サンプル期間の金利挙動とRWシミュレーションとの関係 -
金利変動のトレンドとクレジットエキスポージャ評価への影響
・バックワード・ルッキング・アプローチによるリスク評価の意味を考える -
計算例:ExcelによるPFE計算の体験(実測度HWモデル)
・実測度HWモデルでモンテカルロシミュレーションを行い、金利スワップのPFE計算を行う
・リスクの市場価格とPFEとの関係をシミュレーションで体験する -
まとめ
・実測度でPFE計算を行うことの意味を考える -
Q&A
※カリキュラム内容は一部変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
ワークブック(使用テキスト、参考資料など)
講義資料をワークショップ当日に全員に配布します。
下記参考書籍に事前に目を通しておくと学習効果がアップします。
参考書籍
- ・ジョン・ハル『フィナンシャルエンジニアリング<第7版> 第27,30,31章』(金融財政事情研究会)
- ・S. E. シュリーヴ『ファイナンスのための確率解析 II 第5,10章』(丸善出版)
- ・安岡孝司「金利リスク評価のための金利シミュレーションの方法」
アクチュアリージャーナル特別号(2015年3月)特別寄稿
受講料
48,600 円(税込)
【割引料金のご案内】
- ・同一法人から2名以上同時にお申込み頂いた場合、1名あたりの受講料は2割引の「38,880円(税込)」とさせていただきます。
お申し込み方法
WEB申込
下記申込みフォームに必要事項を入力し、送信してください。
(お申し込みボタンを押すと、新しいウィンドウまたはタブが開きます。)
お申し込みになる日程をご確認いただき、ボタンを押してください。
送信されますと、弊社より確認メールが届きます。
セミナー お申込み
8月 3日(木) 13:00~16:00お申込みに関する注意事項
- 定員になり次第、受け付けを終了いたします。
- お申込み状況により、延期または中止になる可能性があります。
開講前に中止の旨をご連絡しますので、ご了承ください。
受講料をお支払い済みの方には、受講料を返金いたします。 - セミナーの開催確定後、その旨のご連絡と併せ「受講証」「請求書(希望された方)」をメールにてお送りします。
- お支払方法「銀行振込」でお申し込みの方には、開催確定後、受講料の請求書をお送り致しますので、所定の金額を全納してください。
※原則、実施日までにお振込をお願い致します。ただし、法人でお支払いの場合は、御社の「締め・支払い」規程に基づき、受講料をお振込頂ければ構いません。 - セミナー当日は、「受講証」を必ずご持参ください。
お申込みに関するお問合せ
電話番号:03-3665-8191