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ストラクチャード・ファイナンス
EXCELによるキャッシュ・フロー・モデリング
ストラクチャード・ファイナンス用語辞典
船舶ファイナンス(シップファイナンス)
船舶ファイナンス(シップファイナンス)とは、船舶取得とその船舶の運用から生じるキャッシュフローを担保とする資金調達です。キャッシュフローに依拠した資金調達であるという点で、プロジェクトファイナンスや事業の証券化などと類似した点がありますが、海運業界独特の事情を勘案する必要もあるなど、船舶ファイナンス独自の知見を要するファイナンスです。
一般的なスキームとして、船舶保有会社は、ローンで調達した資金により船舶を購入・保有し、傭船者に貸し渡します。傭船者は、船舶保有会社に傭船料を支払い、船舶保有会社は傭船料から必要コストを控除したキャッシュフローを原資にローン元利金の返済を行います。船舶保有会社は、パナマなど海外に設立された、船舶保有のみを目的とした SPC であることが多く、船舶保有会社の実質的な管理・運営主体は、オペレーター(船舶運航事業者)の他、船主(船舶貸渡業者)、リース会社、商社、ファンド運営会社など多岐に亘っています。傭船者とは、実際に船舶の運航を行い荷主から運賃を受領する、いわゆる海運会社です。
図:船舶ファイナンス
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