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ファイナンス的アプローチの第一歩を、やさしい語り口で分かりやすく解説します。
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ファイナンス 最初の一歩
第1回 ファイナンスの全体像を考える
1. ファイナンスとは何でしょうか?
ファイナンスほど、国や企業にとって重要なことはないと言っても過言ではありません。国にとっては、財政資金に係る調達・運用を意味し、企業にとっては、事業資金等に係る調達・運用を意味します。
要は、お金の調達・運用のことであり、国や企業が日常業務を行い、成長・発展する上で欠かせない要素であり、企業にとって人的資源とともに重要な経営資源と言われています。国も企業もさらに個人も、お金がなければ一日たりとも十分な活動が出来ないでしょう。
ファイナンス全体の動きを考えるということは、こうした国、企業、個人を含めたファイナンスに関係する主体を合計して、動きを考えることになります。
2. 「企業の」ファイナンスでは?
このコーナーのメインテーマは 「企業」のファイナンス、すなわち 「コーポレート・ファイナンス」 を考えることにあります。
企業それぞれの経営が違うように、コーポレート・ファイナンスの状態も企業によって様々です。多くの企業は、年度計画として売上高、利益を中心とする損益計画を立てます。また設備投資、M&A、在庫投資、仕入れ、販売及び代金回収等の見通しと銀行借入、社債発行・株式発行等の銀行や証券との取引等から資金計画も立てます。この損益計画と資金計画から自社のファイナンスの状態を見通すことになります。自社あるいは自社グループとして、銀行や証券会社からいくらのお金を調達し、投資にいくらのお金を運用するかの動き全体が、ここでいう「コーポレート・ファイナンス」という概念に繋がるのです。
企業が動けば、ファイナンスも動きます。その動きは非常に興味深いものです。
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【お役立ち情報】コーポレート・ファイナンス用語辞典
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