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ファイナンス的アプローチの第一歩を、やさしい語り口で分かりやすく解説します。
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ファイナンス 最初の一歩
第4回 コーポレート・ファイナンスにおける資金調達
(その1)
1. 企業の資金調達手段
企業の資金調達の基本的な方法は、3つに分けられます。
第一に、企業の賞与・配当控除後でかつ税引き後の利益および減価償却費で手元に残る自己資金(内部資金)があります(図中①)。減価償却費は、経費として計上しますが、現金流出は伴わないので手元に残る内部資金になります。
第二に、銀行からの借入金による調達資金です(図中②)。
第三に、企業が株式・社債・転換社債・外債などを発行し、多くの投資家にそれらを証券会社経由で購入してもらった結果である調達資金です(図中③)。
自己資金は自らの企業実績の結果による内部資金ですが、借入金や証券による調達は、外部調達による外部資金ということになります。
図1:企業の資金調達手段
外部調達による資金については、間接金融と直接金融の二つの形態に分けられます。
前者は、投資家から集められた預貯金を原資にして銀行等が企業に貸出すことによって、すなわち、企業は借入することによって資金を得るので「間接金融」と呼ばれます。投資家と企業の間に銀行等が仲介して企業は資金を得ることになります。
後者は、投資家が当該企業の発行する株式、社債・転換社債、外債を購入し、企業がその資金を得るので「直接金融」と呼ばれます。直接金融では証券会社が介在するケースがほとんどですが、資金そのものは、投資家がお金を出してその資金が直接企業に入るので直接金融と呼ばれています。
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