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ファイナンス的アプローチの第一歩を、やさしい語り口で分かりやすく解説します。
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ファイナンス 最初の一歩

第5回 コーポレート・ファイナンスにおける資金運用
(その1)

 1. 運転資金

企業の資金運用は、運転資金と設備資金に分類されます。運転資金は通常短期間で運用され、設備資金は通常長期間で運用されます。

製造(または仕入れ等)代金の支払と売上代金の回収には時間的な差(ギャップ)があるので、企業は恒常的に一定規模の運転資金が必要となります。その中には、在庫資金が含まれることもあります。

配当や賞与資金などについては季節性があり、いわゆる決算、賞与関連の運転資金需要が発生します。そうした短期運転資金については、前に述べたように銀行との間に設定してある極度枠を使った資金調達を行っているケースが多いようです。

著者が銀行員時代、都市銀行の人から「短期貸出は超長期貸出です」と聞いたことを思い出します。それくらいに極度枠を使った短期貸は長期間継続されることが多いようです。

図3:企業の資金運用手段(図2と同じ内容です)
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